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アンダーセンを退職した二人は、別々に東京の大手会計事務所に就職し、税務の実務を積むことになる。
会計事務所で、馳氏は税務申告業務の他、エンタテイメントビジネス、SOHO支援業務、IPO(株式上場)コンサルティング等に積極的に取り組み、坂巻氏は税務申告業務と資産税関連コンサルティングへと、それぞれが自分のやりたいコンサルティングに邁進していったのである。
さらに4年の月日が流れ、二人の機は熟した。馳氏は当時を次のように振り返る。
「会計事務所に入った段階でも、自分自身のやりたいことが実現できれば勤務していても構わないと思っていたのです。しかし、時間の経過とともに、やはり、自分の目指す成長志向のクライアントへのサービスのためには、そのための組織、研修、評価制度など一環した“しくみ"が必要だと痛感するようになりました。
そこで、そろそろ自分で事務所を持とうと考えている旨を坂巻に話すと、彼も同じように感じていて、一緒にやってみようと言ってくれたのです。我々は、自分たちの組織を作り、協業できる仕組み作りを考えることにしました」
二人が独立を決意した瞬間だった。そして平成10年11月、坂巻・馳会計事務所が産声を上げることになる。
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